マウスピース矯正
治療期間
- 矯正治療の期間はどれくらいですか?
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歯は力を与えると、歯周組織の吸収と再生を繰り返しながら、移動していきます。矯正治療はその働きを利用したかみ合わせ治療です。ゆっくりと歯が移動するため、期間は長くなります。一般的には1年~2年半かかります。ご相談にお越しいただければ、治療期間についても大まかにご説明いたします。ぜひ当院へお越しください。
- 無料相談に行ったらすぐ治療を勧められないか心配です
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矯正治療は何年もかかるもので、それゆえに治療費も安くはありません。患者様がじっくりと考えたうえで、答えを出していただくべき治療と考えております。無料相談では、矯正治療に関する情報と、患者様のお口の状態を簡単に診て、お悩みを拝聴した上での治療のメリットをお話する程度となります。治療を無理に勧めるといったことはありません。
- 通院はどのくらいの頻度になりますか?
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矯正装置によって、通院の頻度が異なります。たくさん来ていただくと、早く終わるといったことはなく、決まった頻度で後来院いただきます。そのため、受信日に関して、ご一緒に決めていきましょう。多くの場合は1か月に1回の受診となります。保定期間に入ると3か月~1年に1度の通院になるでしょう。
- 一回の通院でかかる診療時間を教えて下さい
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お口の様子を見たり、ちょっとした調整を行うには15分程度で終わりますが、検査があるときや装置をつけるときは、60分程度とお考えください。事前に分かっている際は、次回行うことやかかると予想される時間についてお話します。
- 矯正治療に年齢制限はありますか?
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歯は健康であれば、年齢に関係なく動かすことが出来ます。そのため、何歳だから受けられないということはありません。大人の矯正の場合は成長という要素がないため、その分治療計画が立てやすいのです。また、患者様ご自身の意志で治療を受けられていることがほとんどですので、治療の遅れなども起きにくいのも事実です。
- 矯正治療中に起こる急なトラブルには対応してもらえますか?
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急に痛みが出る、装置のワイヤーが外れる、曲がるなどのトラブルが生じた場合は矯正診療日以外にも対応させていただきます。痛みがある場合はなるべくすぐに診療いたします。お電話のうえ、当院までお越しください。
- 治療期間が予定より延びてしまう事はありますか?
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治療期間が長引くことはあります。むし歯や歯周病の発生、定期的な調整を受けないことで計画通りに歯が動かせないことなどが原因となります。円滑な治療のためには、患者様のご協力も必要になってきます。美しい口元を作るために一緒に頑張っていきましょう。
治療費用
- 治療費の支払いは現金のみでしょうか?
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保険外診療に限って各種クレジットカード、デンタルローンがご利用いただけます。お支払い方法に関しては、スタッフがご説明いたしますので、お電話・受付・診察時にお気軽にご相談ください。
- 分割払いでも医療費控除の対象になりますか?
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分割払いでも医療費控除の対象になります。確定申告の際は、歯科ローンの契約書の写しを添付書類としてご用意ください。
- 出来るだけ費用を抑えて治療を受けたいのですが
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治療方法によっては、費用を抑えることができます。予算が気になるという方はカウンセリングなどの際にご相談ください。
治療について
- 歯を抜かずに矯正したいのですが可能ですか?
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なるべく抜かない矯正治療を行っております。誰でも大切な健康な歯を抜きたいとは思わないことでしょう。しかし、抜歯には顎が出ることを避けることや後戻りを起きにくくするなどの意味があります。歯の生え方によって、抜歯するか否かを判断して、治療いたします。
- 痛みはありますか?
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装置を付けたばかりのときは、歯が動くため、多少痛みがあります。しかし、1週間ほどすると徐々に痛みが消えていきます。マウスピース矯正は少しずつ動かすため、比較的痛みが少ない治療になるため、お勧めです。
- 出産予定があるのですが治療を受けられますか?
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抜歯が必要ない症例であれば、矯正治療は可能です。矯正治療に伴う抜歯は親知らずや小臼歯など多数にわたることがあります。その場合、治療の負担が大きいため、開始時期を見送る場合が多いです。すでに治療を行っている方は、妊娠中は歯周病になりやすいため、しっかりケアをし、歯垢を溜めないように気をつけましょう。
- 検査をたくさん行うのはなぜですか?
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歯並びや噛み合わせは、顔の骨格・バランス、顎関節にも影響を与えているため、適切な状態かどうか調べる必要があります。矯正治療の目的である、自分の歯で生涯噛めるお口を実現するために必要な検査となります。
- 保定期間はなんのためにあるのですか?
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保定期間は歯の後戻りを防ぐ目的で行います。取り外し可能な装置を毎日装着していただきます。保定期間中も歯列の状態を確認するため、定期的にお越しください。
- 治療中の禁止事項があれば教えて下さい
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カレーを食べると、装置のゴムが黄色く着色する場合があります。また、硬い食べ物は噛んだ衝撃で装置が外れることがあります。ガムやキャラメルは装置に付着することもあるため、控えたほうが良いでしょう。
- 矯正治療で顎関節症は治りますか?
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噛み合わせが良くないと顎関節症を引き起こすことがありますが、噛み合わせを治したからといって顎関節症が治るとは限りません。顎関節症を治すには、顎の使い方を修正したり、癖を直したりする必要もあるでしょう。
マウスピース矯正(小児矯正)
お子さんの矯正治療に関するご質問
- 指しゃぶりを続けていると歯並びが悪くなるのですか?
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親御さんとしてはどうしても気になってしまう「指しゃぶり」ですが、実はお子さんにとっては、不安や寂しさの解消にも繋がっている重要な行為です。そのため、無理にやめさせるというのはお子さんにとってあまりよくありません。
しかし、指しゃぶりが歯並びに影響するのも事実です。前歯が飛び出てしまったり、噛んだとき上の歯と下の歯に隙間が出来て噛み合わなくなってしまう「開咬」という状態になってしまうこともあります。
- 子供の矯正治療はいつ頃から始めるのですか?
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お子さんの矯正治療の開始時期については、一人一人の歯並びの状況などによっても異なります。上下の前歯のかみ合わせが反対になってしまっている「受け口」などの場合は早めに治療を開始した方がいいケースで、この場合、3~4歳の頃からの開始をオススメしています。骨格に問題があって歯並びに影響している場合、早くに治療した方が効果があるためです。
一番多いのは、顎が小さくて歯が並び切らないというケースで、6~8歳から矯正治療を始める場合です。このケースでは顎をプレートという装置を使って顎を拡げます。歯並びが悪くなる原因は様々ですが、最も多いのがこの顎が小さいということです。顎が小さく、歯が並ぶためのスペースが十分とれないと、変な方向に歯が生えてきてしまったりします。(八重歯や乱ぐい歯など)プレートを使うと、歯が並ぶスペースを作ってあげることができるため、原因から治療することができます。
- 永久歯が生え揃ってから矯正治療を始めるのがいいのですか?
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まだ乳歯の残った、低年齢から矯正治療を始めた方が明らかに大きなメリットがあります。幼いうちは骨が柔らかく、成長しきっていないため、骨格から治すことが出来たり、成長を利用して矯正治療を行っていくことができるからです。
特に受け口は3~4歳からと早いうちから治療してあげることが大切です。顎が小さく歯が並びきらないという症状の場合も6歳から治療を始めるのが一般的です。
9~10歳くらいのお子さんの歯並び治療の場合、骨が成長してしまっているため顎を大きくすることがやや難しく、矯正治療の開始は永久歯が生え揃ってからの方がいい場合もあります。
- 未成年なのですが初診カウンセリングは受けられますか?
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未成年・学生の方が初診カウンセリングを受ける場合、保護者の方が付き添っていただけますようお願いします。
- 矯正治療中にスポーツをしても大丈夫ですか?
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矯正治療中でもスポーツをして頂いて全く問題ありません。ただし口の周りを強く打ってしまったりすると、矯正装置が壊れて口の中を怪我してしまう可能性もありますので、十分気をつけて頂ければと思います。
スポーツの時に装着してお口の中を守る「マウスガード」という器具もありますので、激しいスポーツをされているなど気になる方におすすめです。
矯正歯科の治療後に関するご質問
- 後戻りしませんか?
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矯正治療が終わった後、何もしなければ後戻りしてしまう可能性が高いと言えます。歯は元の位置を覚えているため、矯正後の歯が固定されていない状態で何もしないでいると、後戻りが起こってしまうのです。
そのため、矯正治療後には、リテーナーとも呼ばれる取り外し式マウスピースの「保定装置」を装着します。装着は就寝時や、場合によって日中にも入れて頂きますが、マウスピースは透明で非常に目立ちにくく、痛みやかゆみなどもありません。1年以上は保定装置を装着する必要がありますが、きれいな歯並びのためにもがんばりましょう。
- 矯正装置を外した後も通院が必要ですか?
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矯正装置を外した後は保定期間となり、きれいに整えた歯並びを維持するための期間となります。「保定装置」というマウスピースを装着して頂きますが、このマウスピースの定期チェックのため3~6ヶ月に1回程度来院して頂く必要があります。
また、保定とは直接関係はありませんが、保定期間は1年以上になるため、期間中に虫歯や歯周病にならないよう歯のクリーニングを行うとお口の健康を保つことが出来ます。よりきれいな歯にしたいという方は、矯正治療後にホワイトニングを行うのもおすすめです。
- 治療が終了した後はどんなメンテナンスが必要ですか?
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矯正治療が終わり、矯正装置を外した後は後戻り防止のため「保定装置」を装着します。この保定装置を付けることできれいな歯並びを安定させることができるのです。
保定期間は1年以上ですが、期間中も終わってからも、定期的に歯のクリーニングをして頂けると美しく健康な歯を維持することが出来ます。