こんにちは!
歯科医師の藤林です。
しばらく忙しくてブログを書く時間が取れなかったのですが、少しずつ再開していこうと思います。
今日は私のちょっとしたエピソードをお話ししたいと思います。
実は、私は小さい頃から体があまり強くなく、病院のお世話になることが多い子供でした。
そんな中で、特に印象に残っている先生がいます。
それは耳鼻科の先生で、私が鼻中隔彎曲症の手術を受けたときのことです。
鼻中隔彎曲症とは、鼻の真ん中にある骨と軟骨でできた仕切り(鼻中隔)が曲がってしまう状態のことを指します。
この状態だと、鼻が詰まったり、呼吸がしづらくなったりすることがあります。
私の場合も、日常生活に影響が出ていましたので、手術が必要だと判断されました。
手術では麻酔をしてありましたが、意識がある状態でのもので、痛みは感じなかったものの、骨を削る音が聞こえてきて、正直なところすごく怖かったのを覚えています。
でも、その手術中、先生は絶え間なく
「大丈夫?」
「もうすぐだからね」
「痛くない?何度も聞くけど一応確認ね!」
と声をかけてくれました。
その何気ない一言に、不安な気持ちが少し和らぎました。
患者としての私の経験から、医療におけるコミュニケーションの大切さを痛感しました。
歯科医師はどうしても治療に一生懸命になると、治療中、寡黙になってしまうことが多いと思いますが、私は声かけを多くして、不安を取り除くことを意識しています。
体が弱かったことで、たくさんの辛い思いをしたこともありますが、その分、患者としての時間が長かったおかげで、今、歯科医師として働く私には、患者さんに優しく接することができるのだと思います。
これからも、患者さんの気持ちに寄り添いながら、安心して治療を受けていただけるよう努めていきます。
どんな小さなことでも、気軽にお話しください。
皆様の笑顔が見られることを心から楽しみにしています!
グリーン歯科 藤林